とても嬉しいことがあって。
幸せで、ずっとずっと、この時間が終わらなければいいって、願うひとときを過ごした。
地元の、お祭り。毎年、9/22あたりに行われる、神社の祭典。大きな大きな、花火を打ち上げる。ただの打ち上げ花火ではなく、龍勢花火っていうんです。
見た人はきっとわかる。
龍勢花火が天高く打ち上がって、華麗に開いた瞬間の感動。
大好きな友達と、赤ちゃんからの付き合いの大親友と、AM9:00〜PM 8:00まで、どっぷり遊んだ。満喫した。祭りだけじゃない。近所の広場、裏山の前の道路、家の前の道、あっちこっちで、バスケしたりキャッチボールしたり犬と戯れたり。
悲しいことにその子は、わたしとは学校が違うんです。でも、それでも、ずっとずっと、変わらない仲で。誰よりもわたしを知っている、誰も知らないわたしを知っている、そんな存在。
だいすき。
な人。
一日中、一緒にいたの。
少年に戻って遊びまくって走り回って泥まみれになって汗だくになって疲れはてて笑い転げたの。
幸せってこういうことか、って。
つらかった毎日が、全て晴れた気がした。龍勢花火と一緒に、空に打ち上がって綺麗にはじけた。そんな気がした。
神社は、普段はひっそりしてて、人っ子ひとりいないときだって珍しくない。
でも、この祭典の日だけは、地元の人だけじゃない。遠くから、みんなが花火を見るために集まってくる。夜まで、ちょうちんの灯りと花火の灯りで、煌々と輝いている。あちこちから、歓声と騒ぎ声が聞こえてくる。
だから、いつも、帰るときは寂しくてしょうがない。
神社のすぐ近くに実家のあるわたしは、お祭りの客というよりは主催者の気分。ほんとに、目と鼻の先だから。
みんなが、少しずつ帰っていく。
10時過ぎには、誰もいなくなる。
屋台も、人も、櫓も、ちょうちんも。
さみしい。
だけど、いつも思う。
あっというまに、次の年のその寂しい、がやってくるから、
1年ってあっという間だから
きっと、来年の龍勢祭りは、あっという間にやってくる。
ね、だから、1年後に会おう。
楽しみにしてるよ。
ありがとう。