なないろの世界

日々の中で感じたこと。気持ちとか、出来事とか。つらつら書き綴っています。自分でも気づかないうちに、きっと今日も、世界がなないろに染まる。

Memories 〜卒業式&陸上②〜

高校最後の日。

卒業式。

ついに、この日がやってきた。

 

…なんて大層な思いを抱いたかというとそんなこともなく、朝はいつも通り、雨上がりの道を自転車で登校しました。

 

川沿いの家の前で庭仕事してるおじいちゃんに、1ヶ月ぶりくらいに会った。

3年間本当に毎日会ったけど、それも最後かなと思って、進学先を報告。

地元に帰ってきたときに、また挨拶できるといいな。

 

 

先日書いた、陸上②の予定と違うけど、今日は卒業式メインにして、陸上部の仲間のことを語りたいなぁ。

 

ライブ派、ここに降臨。

 

 

 

 

本人のサプライズ演出で、卒業式の答辞は、我らが陸上部の紅三点(?)の1人、Mさんが務めること今朝知るという大事件。

式の練習でMさんの名前が呼ばれたとき、びっくりしすぎて、とりあえずフリーズよね。

先に言ってよーーーー!

 

 

とりあえず、ものすごく、すごくすごく良かった。

 

無事に読めますようにって祈りながら、Mさんとシンクロしたくて、手を組んで目をつぶって全部聞いていたんだけど、Mさんの話す言葉でちゃんと、情景が目に浮かぶの。

授業風景も、部活風景も、楽しかったこと、面白かったこと、つらかったこと、幸せだったこと。

Mさんが語ってくれる高校生活がわたしの高校生活そのものだった。

 

 

そうだよね。一瞬すぎてあっという間に過ぎたような気がするこの3年間だけど、わたしは確かにちゃんと、その日々を過ごしてきたよね。

 

 

 

 

わたしにとって、部活の仲間は、家族よりも長い時間をこの3年間で過ごしてきた人たちです。

なによりも、誰よりも、大事な時間を共に過ごした人たちです。

彼らのためならなんでもできる。

その言葉が、あながち嘘じゃないと思う。

 

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でもね。

すっっっっっっごく、大変だったよ。

 

実際ちょっと自分を褒めるとすると、副部長として結構頑張ってきたのね。特に男子群に対して、頑張ってきたのね。うん。

 

先生と部員の間で挟まれ揉まれ潰されふにゃんふにゃんになること数十回。

腹が立たなかったといえば嘘になるかもしれないけど…それでもみんながすごく好きだった。

 

そばに居られることがわたしの誇りで、強くて面白くて努力家で、ふざけるし馬鹿なときもあるけど本当は陸上に対して貪欲。

そんな、男子9人、女子2人。

わたしを合わせて12人。

最強の、仲間。

 

 

わたしが1番お世話になったのはやっぱり、部長さん。

毎昼休みに、先生に一緒にメニューを聞きに行った部長さん。

彼はすごくいろんなことがあった。

部活辞めたいって思ったこともあったと思う。実際、そう言ってたこともあったね。つらかったはず。

隣で見てたわたしはそれがすごく伝わってきて、でも自分が何もできないこともわかってて。

しんどかったな。

仲間はみんな好きだから、何もできない自分がつらくて。

1人にしたくなかった。

一緒に部活やりたかったから。

 

たくさん悩みながら、最後の試合で最強の布陣で走ってくれた男子リレメン。

間違いなく、あなたたちが最強で優勝だよ。わたしはみんなが大好き。

 

 

あーーーー

 

もう全然うまくまとまらないよ。

 

 

 

部長のIをはじめ、

長距離メンのKiちゃん、Y希、K馬、

短距離メンのK太、Yくん

跳んだり投げたりするK澤、Sちゃん、P。

 

いやもう、最強すぎるよ。

陸部メンしか勝たん。

 

 

2人合わさればコントが始まったり、

ひとりでいるだけでもひとり爆笑劇場やってたり(おもにK澤。絶対に見逃してはいけない見逃したら週テスト落とした並みの後悔)

他にも、いっぱいいっぱい。

 

筋トレで死にそうになった腹筋を部活が終わってからも壊しにくる容赦ない陸部メン9人でした。

 

大好き。

 

 

 

 

 

でもなによりもわたしが救われたのは、女子2人の存在。

 

MさんとMちゃん。

 

…ってこのふたり、アルファベットにすると同じなんだ、、、って今気づく。笑

 

 

私たち3人は、当初5人いた女子メンバーのうち最後まで残ったメンバー。

我らが顧問Dちゃんに最後まで師事した弟子でもある。

それゆえに、あの地獄の日々を乗り越えてきただけに、結束力はそこらのロープよりもよっぽど強い。

 

なんて立派に書いたけどロジックは簡単で、ただ私たちが私たちのことを大好きなだけ。

 

Mさんは投擲。

Mちゃんは棒高跳び

そして私は長距離。

 

お互いに種目が違ったことが、逆に良かったのかもしれないな。100%お互いを尊敬できるから。悔しさとか、嫉妬心とか、ライバル心とか、そういうの持たずに純粋に応援できるから。個人種目の長所だと思う。

 

正直に言えば、なんでもできちゃうMさんを羨ましく思うことがなかったと言えば、ちょっとだけ嘘になるけど、その何百倍も努力してるのも知ってるから、わたしも頑張ろうって気持ちの方がずっと大きかった。

 

出逢った時は、2人がこんなに大きな存在になってくれるなんて思ってなかった。

こんなに好きな人になるとも思ってなかった。

 

JKっぽいことに疎い3人だったから、エモい写真を撮るにも一苦労、ましてやインスタ映えなんかと程遠い世界に生きているような人間で。

憧れはちゃんとありつつも、どうもなんか違うよな、って生活をずっとしてました。

遊びに行ったことなんてほとんどないね。

昨日、一緒に撮ったプリクラ数えたら、昨日の卒業式の制服プリ(これも初)合わせて4枚でした。

もうちょっと遊んでもよかったと思う。。

 

自撮りの数なら結構あるよね。

それもバカみたいなおふざけ写真。

変顔、ギャグ、ネタ、筋肉、、、、

あと、ジャンプ写真の多さも。

 

普通に撮ろうぜ、普通に。笑

 

でもちゃんと映えてる写真もあるはず。

 

 

普段はあまり自分達のプライベートを語らない分、何ヶ月かぶりに語り出すとそれはもう爆弾がドッカンドッカン爆発するように、火種があちこちに散らばっていて、何時間でも、部室で、フードコートで、語り合える私たち。

 

卒業式が終わって3時頃入ったランチで、気づいたら1110円のオムレツで6時まで語っていた、昨日。

その後フードコートに移動してまた1時間語るという荒技。

3人でいると時間を忘れるし、とりあえずお喋りなわたしが喋り倒してそれを楽しそうに聞いてくれる2人に感謝です。

 

青春を部活に捧げている私たちだけど、それなりに恋愛もしているわけで。

その爆弾が爆発するとまぁ収拾がつかなくなっちゃう。

 

楽しかったな、そんな日々も。

 

2人がいてくれたから、わたしはここまでやってこれたし、帰り道にMちゃんとずっと話しながら帰る時間が癒しの時間で、辛いこと苦しいこといっぱいあったけど、本当にどんな時も、その思い出の中に2人がいる。

親友、ってのとはちょっと違う。

仲間、がしっくりくる。

友達、のまえに、もっともっと何か大きな、この2人の存在が、名前のつけられないポジションにいる。

 

わたしは2人にとっての特別でありたいと思う。

わたしにとって2人は間違いなく特別だけど、2人にとってもそうだといいな、って。

 

昨日、式の後に語り合った時、Mさんから手紙をもらい、Mちゃんから写真カードをもらった。

 

 

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感動。

 

Mさんが手紙書いてくれるなんて!!!

Mちゃんが可愛いデコなんかしてくれるなんて!!!

 

 

2人をなんだと思ってるんですか自分。

 

 

でも、あまり3人で、ザ・青春的なことしてきてないから、3人と言えば陸上、っていうイメージで、映画やドラマで見るキラキラな生活を想像できないのね。

だから2人がわたしのためにこんなものを作ってくれたのは本当に嬉しくて。

同じ女子高生なんだよね、って。

 

3人で無事に卒業を迎えられて、本当によかったね。

 

 

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わたしは、部活さえあればいい、ってこの3年間でずっと思っていた。

だから部活の仲間がいてくれたら、それで十分だったし、部活の仲間がなによりも大事だった。

 

クラスに居場所がないなんてことはないけど、すごく仲の良い友達がいなくても、部室に来れば2人がいる。グランドに出れば男子軍がいる。

それがどれだけの支えだったか。

 

陸上部は、わたしの高校生活のすべて、だったよ。

 

 

卒業式のあと、部活のミーティングで、ひとりひとりが話をして。

 

面白いんだよね。これが。

12人が話すから長いかと思いきや全くそんなことはなくて。

みんなの話術に圧倒されて永遠に聴いていたくなる。

 

そんなみんなと、もう会えない。

そんなの、寂しい。

 

まだ実感があんまりない。

 

部活を引退して、理系の男子軍とは全然会えなくなった。

でも学校にいるって思うのと、はるか何百キロも離れたところにいるってのとじゃ全然違う。

 

 

みんなはわたしの居場所なんだよ。

 

 

 

陸上部を引っ張っていくのは確かに大変だった。

わたしがいない時の練習が締まらなくて先生に叱られたってのを聞いて、まったくもうっ!って思った。

だけどね。

わたしみんなに支えられてたよ。

大好きだったよ。

きっとみんなが私たちのことを好きな以上に、わたしはみんなを好きだったよ。

 

もう一度言う。

 

 

陸上部は、わたしの高校生活のすべて。

 

 

 

ありがとう、とか、

だいすき、じゃ、

伝えられない。

 

 

 

ねぇ、わたしたち、どうして出逢えたんだろうね。

どうしてみんなは、この高校の陸上部に入ったんだろうね。

やめたいって、思ったこと何回もあったよね。

それでも、みんなは残ってくれたんだよね。

その決断がよかったなって、きっと今は思ってるよね。

入部したことを後悔したかもしれないけど、今はそれが間違ってなかったって、思ってるよね。

みんなにとっても陸上部が、そういう存在であってほしい。

そう信じたい。

 

 

わたしはみんなのために何かできたかな。

わたしも、陸上部の一員として認めてもらえたかな。

 

 

 

1年後、5年後、10年後、20年後、

またどこかで成長した私たちが再開して、

あの頃こうだったねああだったね、

今だから言えるけど自分こんなだったよ、

おまえあの頃はそんなだったのにな、

なんてことを話せたら1番幸せだよ。

 

 

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卒業式の話が陸上部の話になっちゃった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとだけ、陸部と関係ない友だちの話。

 

小学校からずっと一緒、小3の時、初めての学級委員で相棒になった、男の子、C。

中学も高校も一緒で、家も近くて。

すっごく仲がいいとは言えない。なぜなら彼が全然女子と喋れないおとなしい子だから。

表面上は。

でもわたしの数少ない気のおけない友達。

大好きな友だち。

 

ずっとLINEが繋がってたんだけど、高2の途中で受験まではLINEしない!って言われちゃって突然音信不通に。

昨日久しぶりに話して、前期試験が不合格だったことを知った。

実はわたしも前期が通らなくて、後期試験を受けた身だった。

そしたらなんと、Cの受けた中期試験の大学とわたしの後期が同じだったと発覚。

 

あのときの、Cの嬉しそうな顔、忘れられない。

ホント⁉︎って。

 

わたしたち、小中高大、ってもしかしたら、同じかもしれない?

すごくない?

すごいよ。

めちゃくちゃ心強いね。

 

Cは、ものすごく勉強できるから、本当ならもっと上の大学だって行けたと思うけど、だからお互いちょっと不本意な部分もあるけど、だからこそ2人で同じ大学に通えたら、嬉しい。

 

 

がんばったね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全然締まらない終わり方になっちゃった。

 

 

Memoriesはしばらく続くので、とりあえず卒業式談はこれで一区切りします。

陸部愛を綴るだけになるので。

どうしても書きたかったらまた書きます。

 

 

最近、訳あってInstagramを始めたこともあり、アクセス数が爆増していて、これ割と知ってる人にも読まれてるかも…?って思い始めた。

 

今まではほぼ読者さんなんかいなかったから、好き勝手書けたけど、これからは気を遣った方がいいのか…?

 

いやでもここは、なないろの世界なので、わたしが書きたいことを書きたいように書きます。

 

読みたい人だけお付き合いいただければ十分でございます。

 

 

 

 

最後に。

わたしを3年間教えてくださった先生方。

陸上部の顧問の先生2人を含め、高校の先生方。

ありがとうございました。

塾に通わない自分にとって高校での教えがわたしの全部を作っていました。

これからも夢に向かって学び続けたい、そう思います。

 

そして、18年間わたしを育ててくれた、両親、祖父母。

お母さん、お弁当ありがとう。

お父さん、アイロンと洗濯ありがとう。

ばあば、お菓子の差し入れいつもありがとう。

おかげでわたしは減量したいのに誘惑と戦わなくてはいけなくてなかなかしんどかったよ。

メンタル鍛えられました。

じいじ、ピアノのレッスンの送り迎えありがとう。

そのほかにも、いっぱい。

 

弟、妹。

私が私大に行くことになるかもしれない、って話をしてたら、

 

「僕、プロ野球選手になるから大学行かないし、すぐ稼ぐから大丈夫!」

 

「私、大学行かないかもしれないし、そもそも高校も決まってないから…いいよ、私立行って大丈夫」

 

と、励ましてくれてありがとう。

 

小学生と中学生に、何気を使わせてるんだ。

 

 

 

みんなの支えがあってこその自分です。

 

無事に卒業できたよ。

 

ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静岡、大好き。

 

 

みんな。

 

 

卒業、おめでとう。

 

 

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