なないろの世界

日々の中で感じたこと。気持ちとか、出来事とか。つらつら書き綴っています。自分でも気づかないうちに、きっと今日も、世界がなないろに染まる。

誕生日。の、次の日の幸せ。

昨日は、〇回目の誕生日でした。

家族をはじめ、たくさんの友達にお祝いしてもらいました。

 

だけど、実を言うと、この頃忙しくて、昨日の誕生日も軽く忘れかけていたし、実感がなかった。水曜日、って週のド真ん中。疲れもピークけだるさもピークなのにまだ折り返し地点。

嬉しさはもちろん、あったけど、なんとなく物足りなさが残っていた。

 

そんなこんなで迎えた今日。

 

とってもとっても嬉しいことがあった。

 

 

クラスのムードメーカーのN猫くん。

彼は、アリスに出てくるチェシャ猫にものすごく顔が似ていて、真顔なんかホントふざけてるの!?…と思ってしまうほど。

でも、そのN猫くん、みんな大好きなの。

とっても素敵な人なの。

 

帰りのあいさつをする直前。

突然、黒板の前に出てきて、みんなに向けて言い放った。

 

「さてさてみなさん、今日は7月12日です。何の日でしょう?

 せいかいは、COCOさんの誕生日です~!!」

 

 

ちがうんやぁぁぁぁぁぁ~~~~~~っっ 

 

昨日なんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

 

今日はわたしじゃなくて・・・あの人の誕生日なんや。

 

 

N猫くんの勘違いは、もとと言えば原因はわたしにあるのかもしれない。

昨日書いていった日記に、“今日(7/11のこと)が誕生日だった”と書いてしまって、それを見た先生が、7月12日の今日、だと勘違いして、N猫くんに言ってくれたんだと思う。

 

N猫くんは、

「うわマジか俺めっちゃ恥ずいやん」

とか言いつつも、わたしに、一言お願いします!とちゃっかり演説を薦めた。

 

去年のクラスだったら。

一昨年のクラスだったら。

 

こんなこと誰かが言ったって、聞いてくれる人ばかりじゃなかった。

 

言いたいって、思わなかった。

 

 

だけど今年のクラスのみんなは、ずっと私の顔を見て、私の長話、しかもちっともまとまってなくてつまんないやつを、聞いててくれた。拍手もしてくれた。

 

 

すっごくすっごく嬉しかった。

 

N猫くんの愛も、クラスメイトの愛も、先生の愛も。

あたし頑張って良かったな。

そんなことを考えた。

 

N猫くんとわたしは、ほとんど話したことがない。

だから今日の出来事は、ものすごく驚いた。

だからどうしても直接、お礼が言いたかった。

 

 

「ありがとう」って、こんなに緊張する言葉だっけ・・・

 

 

帰りがけに声をかけようとしても、なかなか、ありがとうが言い出せないわたし。

 

頑張んなさい、COCO!

勇気を奮い立たせて、教室の戸の前で何気なく待ち伏せするCOCO。

 

 

 

 

やっと口から出た「ありがとう」は、

 

ちょっとだけ驚いてて、

ちょっとだけ恥ずかしそうで、

そしてやっぱりチェシャ猫みたいな、

でも、もっとずっと、

カラッとしてるおひさまみたいな、

 

N猫くんがはじめてわたしに向ける最高な笑顔をプレゼントしてくれた。

 

 

 

誕生日の次の日の、超サプライズプレゼント。

 

 

 

 

N猫くんとは、実はこの先意外と長い付き合いになる、と思われる。

 

好きになった、というわけではない。

N猫くんは、クラスメイトでありわたしと同じ部活で大事な親友の、彼氏さんだったり、する。

だからじゃないけど、N猫くんはありえない。

 

 

 

でも、ほんとうにありがとうね。

 

 

 

 

 

 

そして、今日は母の誕生日でした。

おめでとう。25歳。←と自称しているけど嘘に決まってることを知っている。